1974.08.04 97.08.11-12 おまけ区間
葛温泉→湯俣温泉→(伊藤新道)→三俣山荘
葛温泉→湯俣温泉→真砂岳→野口五郎岳→烏帽子岳→船窪岳→船窪小屋
第26〜28区間で示した区間のうち、三俣山荘−船窪小屋間に別のルートがあるので、
おまけ区間としてここに追加した。
そのルートは湯俣温泉から伊藤新道を通って三俣山荘へ登るコース。 これは27区間で記載済み
またその湯俣温泉から次の2ルートがある。
1)湯俣温泉から谷沿いに葛温泉上流の七倉沢出合い そこから船窪小屋に。
2)湯俣温泉から真砂岳に登り稜線歩きで船窪小屋に。
実は1)と2)は、Mさんと二人でほぼ1回で一回りしたものである。
1日目(8/10)は 朝自宅発。 JRの便利な特急でやってきた。 大町の駅でますの寿司を、
途中の店で麦わら帽子(正確には、い草製:350円)を買い女性タクシーで高瀬ダムへ。
ここから歩き初め。
23年前の1974年には葛温泉で荷物を預け、ダム工事の車道を歩いている。 濁沢の先の小屋
(今のダム上流)で荷物を受け取るが、ここから東沢まで暑い河原をとぼとぼ歩いた
ことを覚えている。 東沢でお昼寝。
なにせ前日は7本列車をやりすごし、最後の列車にのったが茅野まで立ちづめ。
結構濁っているダム湖を右手に、昔をおもい出しつつ上流に向かう。 釣り客もちらほら。
途中で軽い雨降り。 気が付くと、昔の森林軌道跡らしい道である。 湯俣では温泉散策。
河原にいくつもの湯煙があがる。 湯船を見ると垢が多く、入る気にはならないが。
2日目(8/11) 雨の降る中を湯俣岳に。 ただひたすら忍の一字。 2.5Hで900mと
良いペースだ。 南真砂に着く頃には晴れ間が出てきた。 あと300m。 真砂岳に13:30。
予定では野口五郎に泊まり、水晶往復して鳥帽子の予定だったが、その日の内に烏帽子まで進む。
このため真砂−水晶小屋間が空いたが、まあいいか。
野口五郎:晴、すこぶる快調、朝の雨がうそのよう。槍方面はガスっているが燕・赤牛は良く見える。
3日目(8/12) 今日は北アルプス唯一と言われる樹林地帯。
烏帽子岳 06:39 晴、風やや有り、見晴らし良し、蟹の横ばいとピークの岩峰はパス。
南沢岳 07:58 晴、烏帽子との間に池塘群、登りは駒草の群落、道はピークを通過、眺め良し。
不動岳 09:40 晴、下って登ってついた細長い山頂、ザレた谷の向こうに船窪小屋が見える。
ルートの凸凹も。
船窪岳 13:54 晴−曇、山の上下で足がばてばて。二人して「如何に自分の荷物を軽くするか」
合戦に励む。 最後の3こぶ通過が冷や冷やもの。 下った所が乗越し。
ここから登り40分旧船窪小屋跡につく。
その下の水場も結構ひやひやもの。 ロープ伝いに15m下り、2人分の足場しかない所。
おまけにその下は数百mのザレた岩肌。 が水は冷や冷やで美味い。
上から斜め横から
長いはしごを登り、 15:35見晴らしの良い小綺麗な船窪小屋に着く。
七倉岳 18:40 曇、夕食後ぶらぶらと。 蓮華までのルートが良く判る。小さくぼろぼろの岩茸が有り。
4日目 ガスのち晴れ、天候が芳しくないのと終着が折り合い着かず七倉沢に下山。
途中で今回初めての雷鳥にあう。 ガスがはれ、稜線からの眺めは良し。
が樹林地帯にはいると3.5Hの急降下、はしごの連続で辟易。 這々の体でやっと七倉沢出合いに着く。
ここで、またあの女性ドライバーに遭遇。 こっちの事を覚えていたようでタクシーを勧められた。
風呂に入って、ビールを飲んで、イワナを食って1時間半。 のんびり骨休めをした。
(ちなみにイワナは泳いでいるのを捕まえて焼くので25分待たされた。冷凍物だと10分ぐらい)
女性ドライバーとは違う別のタクシーで大町まで戻った。 途中で歩いている女性を追い越す。
運ちゃん曰く 「声を掛けても乗らない。なんでも大町まで歩くとか。 なにか目的が有るのだろう」と。
これは今回の一筆書き続行の励みに。 今まで放っておいた事をやってみようと言う気になった。
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